算数ソムリエさんがtweetで書いていました。
分からないことや見たことないものに遭遇した時にどんな反応をするか、を試されるのが入学試験。あぁー分からないぃぃいぃーっとなって癇癪を起こしたり、ボーっとしてしまったり、すぐ諦めてしまったり、負の反応を見せる子は受験に圧倒的に不利です。冷静沈着な対応が出来る強さが必要です。
https://twitter.com/sansu_sommelier/status/1590992170760404995?s=20&t=J5YMKaexHqtS-8V2UPGVpw
では典型問題が出題される学校では知ってる知ってないだけなので対応できるかもしれませんが、いわゆる難関校では対応できません。
学校側は、クイズのように知ってるか知っていないかで差をつけるのでなく、
分からないことや見たことない問題でも、これまでに学んだことを使うと解けるように問題にしています。その学んだことをどう使うかこそが引き出しなのです。
受験生がこれからすることは新しいことを学ぶのでなく、学んだことをいつでも引き出せるように頭の中を整理して、頭の中の引き出しの整理整頓をすることです。
算数の問題です。
ではこんな問題を出題されたらどうしますか?
あることに気づけたら瞬殺問題です。
実はこの問題は算数の問題でありながら、数の問題の重要な考え方を含んだ問題ですし、高校生なら他の解き方もできる学びの多い問題です。
【問題】
次の計算について、( ア:4桁の整数 )に当てはまる整数を求めてください。
101010101 = ( ア:4桁の整数 )×( イ:5桁の整数 )。
左の9ケタの数は、0が4個、1が5個ある数です。
この問題、因数分解ができれば簡単かもしれませんが、その因数を見つけることは手計算ではほぼ不可能です。
やはり101010101という特徴のある数の並びに注目することです。
解説は次の記事で。